[12]公図が不正確であったがために生じた紛争について
第三者に土地を賃貸したのは,30年以上も前のことだというので,土地の時効取得を主張すればよい問題なのかと思いましたが,よく話を聞いて見ると,その紛争の原因は公図が混乱していて,公図から土地の実際の所在地を特定できないことに原因があり,それを誤解した相談者が登記名義人に移転登記をお願いしたことに端を発して紛争となったことがわかりました。…続きを読む
[11]痴漢犯人とされた方の弁護人となり、不起訴処分を得ました。
痴漢犯人として現行犯逮捕されたものの、否認し続けたことから勾留請求された時点で、父親からの依頼でした。
接見すべく警察に連絡すると、勾留請求のため朝から裁判所に行っているとのことでした。午後から何度か警察に電話を入れて警察署に帰っているのかを確認したのですが、午後6時頃になって、勾留決定が出ず釈放されたということが分かりました。…続きを読む
[10]情報セキュリティマネジメント試験を受験して
自治体は、ありとあらゆる情報の宝庫であり、センシティブ情報を始め、保有している個人情報は企業の比では有りません。 …続きを読む
[9]行方不明者との離婚
おそらく統合失調と思われる精神疾患を患った夫の暴力が原因で,子供を連れて逃げ出すように家を出た女性から、別居後15年を経過し,夫と離婚することができないものかと相談に来られたことがありました。数年前に夫の住所を調べようとしたが分からなかった。夫の両親に聞いても行方不明だと言われたというのです。彼女は、離婚できないのでしょうか・・。 …続きを読む
[8]駐車場に放置された車両の廃車処分について
賃貸駐車場の経営者から,「契約締結時に1か月分の賃料を受領したものの,その後,全く賃料を支払わないまま,賃借人が行方不明になった。すでに1年が経過したが,駐車所には車両が放置されている。この車両を撤去するには,どうすればよいのかという相談・・。 …続きを読む
[7]貸農園に物置設置の際の合意書
近郊農家で農地を貸農園として貸し出している方から、貸農園賃貸借契約書で物置等の設置を禁じているのに、物置を設置している賃借人がいる。物置くらいかまわないのだが、後でトラブルになるのはいやなので、書面を交わしたい。作ってくれないかとの申し入れがあって、以下のような書面を作成しました。…続きを読む
[6]マシュマロにカビが発生したことの責任について
クリスマスにキャンディーやチョコ、グミなどのいろんなお菓子をブーツ型の容器に詰め合わせにした商品がありますが、その販売業者から注文を受け、マシュマロを納入した菓子製造業者から委任を受けた事件でした。…続きを読む
[5]隣接する分譲マンションの敷地境界線の争いについて
隣接する分譲マンションの敷地境界線が誤っているとして,マンションの管理組合の理事らから相談を受けたことがありました。…続きを読む
[4]失踪宣告の申立てをした話
失踪宣告の申立の依頼を受けたことがありました。依頼者の説明によると,不在者者財産管理人と称する弁護士から,突然、手紙が来て、初めて異母兄弟がいるということ、弁護士は、母親が5年前に亡くなったが、その母親には亡父(異母兄弟にとっては祖父)の名義のままとなっている農地や宅地が140筆ほどあり、亡父の相続人である母親の兄弟が遺産分割協議をして亡祖父の遺産をきちんと相続することを望んでいる。…続きを読む
[3]飼犬が子供にかみついて怪我をさせたとき
中学時代の友人が柴犬を飼っているのですが,その柴犬が近所の子供に咬み付いてケガをさせたとして損害賠償を求められているとして相談を受けたことがありました。…続きを読む
[2]15年前に亡くなった父の包括根保証債務の請求が来た事案
二人姉妹の姉からの相談でした。20年前に病気で入退院を繰り返している父親に代わって,妹夫婦がその父の会社の経営を引き継ぎ,姉はサラリーマンの夫とともに父母と同居し,その世話をしてきた。父が亡くなったとき,妹は会社のために担保の設定されている不動産を相続し,姉と母親は,自宅不動産を相続した。父死亡後,15年が経過した今年,妹夫婦の経営する会社が多額の負債を残して倒産し,会社と妹夫婦は,破産宣告の申立てをした。その後しばらくして会社に融資していた都市銀行から父親の保証債務を相続したとして,姉と母親に合計で3億ほどの請求があった。…続きを読む
[1]亡曾祖母名義の土地の名義の時効取得
相談者の父親は10年前に亡くなり,相談者は、その住んでいた居宅を相続していた。昨年,母親も亡くなったので,その土地建物を売却しようとして登記簿謄本を取り寄せたところ,建物は父親名義となっていたが,土地は父親の祖母の名義であった。相続関係を調べるために戸籍謄本を取り寄せたところ,曾祖母は江戸時代,安政年間に生まれた人で,大正10年に亡くなっていること,その相続人が30名あまりに達することが判明した。…続きを読む